中学生時代からの読書好きに加えて、かつて編集の仕事をしていた関係上、自宅には思い出いっぱいで捨てられない本や記録として残しておきたい雑誌がたくさんあります。
自宅を購入した際、4畳半の洋間の壁面に全国対応のオーダー家具店で注文した本棚を造りつけ、それらを保管してきましたが、数年前、いよいよ容量に限界がきて、本の断捨離を始めることにしました。
保管したい本の選定作業を進めるうちに驚いたことがあります。かつての愛読書のページを繰ると、当時の自分の仕事模様が目に浮かびましたし、当時の恋や友人たち、家族の病気のことまでが映像のように思い出されたのです。
私もamazonで書籍を購入することはありますが、パソコンのディスプレイで読書しても、そんなことは起きません。紙に活字が印刷された本というものの存在感にしみじみと感動しました。
結局、廃棄できた本はほんの一部でした。新たに棚を増やしたり、収納方法に工夫を凝らすなどして対応したら、新たなスペースを作ることもできました。
お気に入りの本たちと、新たな思い出を作っていこう。そう思っています。
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