子供の頃からの夢であった書斎は果たして持てるのか

私の子供の頃からの夢は、いつかは自分だけの書斎がある家に住みたいということです。

小学校の昼休みには図書館に入りびたり、友達とも遊ばずに本ばかり読んで過ごした放課後など、本は私にはなくてはならない物でした。

日曜日に、必ず入っていた住宅メーカーの折り込みの間取り図を見入っては、「私だったら、ここには書斎をつくるのにな~」なんて考えていることも、私の子供時代のルーティーンであり、実に楽しい時でした。

中学時代や高校時代も本好きは変わらず、古本屋を回りながら、自分の気に入った書籍を探しては買ってきて読みあさっていました。

そんなこんなで時は経ち、私も結婚をし、子供を持ち、念願の一軒家を建てるに至りました。

「自分だけの書斎を持つ」という夢は、子供の頃に感じたままに、根強く残っており、「書斎だけは譲れないよ」と家の間取りの主導権を握る妻には主張しました。

残念ながら、家の狭さは変えられずに、部屋を書斎にするという夢はかないませんでした。

しかし、廊下の突き当りに、パーテーションを立てて、そこに机を置き、自分の身の丈に合った「書斎」で本を読むのが、私の楽しみです。